山口旅行記(8/8)

Marine

2007年08月29日 11:59

前回の続きです!

6:30頃起床、7:00過ぎから朝食を取って、8:30出発。
中国自動車道から一般道を経て、角島へ向かいました。

角島は、山口県下関市豊北町に属し、日本海(響灘)に浮かぶ島。
(山口県の北西端。北長門海岸国定公園に含まれる。)

通行料無料の橋としては、日本屈指の長さ1780mを誇る角島大橋。
当地特有のエメラルドグリーンの海土ヶ瀬(あまがせ)を跨ぎ、景観と調和したその雄姿は西長門海岸地域随一の景勝地。
2000年に開通したそうです。

角島大橋を渡った島の最西端に立つ角島灯台。(市の有形文化財指定)
明治9年に初点灯し、日本海に面した物としては最初の洋式灯台。
今なお、現役で活躍中だそうです。
高さは29.6mもあり、あらゆる角度から見ても美しい御影石造りの円形灯台。

角島島灯台。↓



105段のらせん階段を上ると、パノラマが広がります。
せっかくだから、上ってみました。(150円)

屋上の踊り場から撮った風景。↓





角島灯台近くの大浜海水浴場に建つ礼拝堂は、映画「四日間の奇蹟」のロケセットとして建てられたそうです。
元々は海水浴場に設置してあったトイレを利用し、それを覆うようにして作られたとか…。

礼拝堂ロケセット↓
右端にトイレの入り口があります。



角島から移動。
北長門の海産物ショッピングセンターで昼食後、お土産の買い物をしました。
山口の名物と言えば、ふぐ!(山口ではふくと呼ばれているそうです。)
ふぐを加工したお土産や、その他の海産物がいっぱいありました。
かまぼこ、夏みかんも、有名です。

最後は、青海島(おうみじま)へ…。
山口県長門市の北、日本海に浮かぶ島。面積14km²、周囲は約40km。
本土との間は、青海大橋で連絡されています。

青海島の東端に位置する通(かよい)地区へ向かいました。
江戸時代から明治の終わりまで、古式捕鯨の基地として栄えた地域だそうです。

まずは、地元のボランティアガイドさんと共に重要文化財建造物の早川家住宅(鯨組網頭)を見に行きました。
18世紀後半の建築で、今も子孫が生活されているんですよ。

早川家の近くで見かけたマンホール↓
なぜか?マンホールの写真を撮ってしまいます。



向岸寺には、当時捕獲された鯨の胎児を埋葬するための「鯨墓」(1692年建立)があります。(約70体の鯨の胎児が埋葬されている。)
当時の仏教界では、人間以外絶対に回向出来なかった時代で珍しいらしいです。
毎年鯨回向が執り行われ、鯨の霊を弔っているそうです。

鯨墓。↓



それから、向岸寺側の「くじら資料館」へ行きました。
小さな資料館ですが、沿岸捕鯨の様子について詳しい展示がありました。

くじら資料館にあった碑。↓



ちなみに、山口は多くの政治家を輩出しています。
現首相の阿部さんも、山口出身。ストラップまで売ってました。
歴代の首相を7人も輩出しているそうですよ!
また、金子 みすゞ(かねこ みすず)さんと言う童謡詩人も有名です。
青海島に行く途中にも、みすゞ通りがありました。(仙崎の出身だそうです。)

と言うわけで、楽しい旅も終わり。後は帰るだけ…。
瀬戸大橋を通って帰ると言う事で、ひたすらバスの中。
今回、バス会社のガイドさんが同乗していました。
年配のおばさんなんですが、どこへ行っても詳しく説明してくれて面白かったです。
ものすごい知識と、記憶力にビックリ!

そのガイドさんが言うには、山口へのツアーは数々ありますが、角島や青海島を観光することは少ないんだそうです。
確かに、わざわざ行くことはないと思います。徳島からは、かなり遠いので…。

予定通り、21:30頃到着。解散となりました。
なかなか、楽しい旅でした!





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